第1082回例会〜名張消防署長 中野様の卓話〜

本日は、名張消防署長 中野 博明様にお越し頂き、名張市の現況についてお話し頂きました。

過去10年間の火災被害状況は、建物火災は平成22年16件から平成29年は7件と減少傾向にあるものの野焼き等原因による火災が建物火災件数を超える傾向にある。建物火災の原因で特に注意が必要なのは電気配線や電源タップに関連する火災です。例えば、水槽で熱帯魚や金魚を飼育する場合、ヒーターや照明など電気製品を多く使用し、タコ足配線になりがちです。また、目につき難く、いきなり火災に繋がることもあります。電源タップは定期的に確認し、埃が溜まらないようにしておくことを心掛けて頂きたいと思います。ただ、全体としては減少傾向にあり、市民の皆様が日頃気をつけて頂いている結果であると認識しています。

次に救急出動について、過去10年を振り返ると平成29年は3373回で平成20年2754回と比較すると増加傾向にある。この内、平成29年の急病による出動は2293回で全体の68%を占める。高年齢者の増加と共に出動回数も増加していると推測される。ただ、全国レベルでみると、名張市の出動回数は少ない方です。

この時期は熱中症に気をつけなければなりませんが、15日の最高気温は36.9度、名張市でも熱中症での救急搬送が7件あり、死亡に至る場合もあります。これからも35度を超える日が来ますが、無理をせずに十分注意して頂きたいと思います。

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